ABOUT

The girl was alone.
She had closed her eyes.

''少女は孤独でした。目を閉じていました''

この物語は1人の少女の物語です。


少女は誰かに見つけてもらえる日を夢を見ながら、目を閉じていました

少女の周りには、沢山の花が色をつけて咲いていました

その世界には平穏と平和がありました

そんなある日、少女は気づいてしまったのです

この世界は夢の中だったのだと...

その事を知った少女は、勇気を出して夢の中を歩き始めるのでした

何日も...

何日も...歩き続けて

歩いては立ち止まり、立ち止まっては勇気を奮い立たせて

何日も歩き続けました

一体、何十日歩き続けたのでしょうか

もしくは、何年歩いたのでしょうか

でも、景色は一向に変わりませんでした

ある日少女は立ち止まりました

そして気づいたのです

少女が歩いていたこの道は、幻想だったのだと...

そして、照らされていた目の前の道から外れて、何も見えない闇の中に向かっていきました

真っ暗闇の道は先が何も見えません

そして、どれだけ進んでも

この道には何もありませんでした

少女は孤独でした

彼女の進んできた足跡には、小さな道が出来ていました

少女の顔には涙と、そして...笑顔がありました

少女は今も孤独でした。

alone